電気火災とは、電気機器や電気関係の配線などが原因となって発生する火災を指しますが、その多くは日常の管理によって防ぐことができると言われています。ここでは火災発生のメカニズムとその予防策を見ていきましょう。
●接続部の緩みによる過熱からの出火の場合
プラグやコンセントの接続部がしっかりと挿し込まれていなかったり、変形していたりする場合や、配電盤や電気機器などの接続端子に緩みや錆があった場合などは、電気の流れに負荷がかかり過熱して出火の原因となる場合がありますので、次のような予防策をとりましょう。
- 接続部がしっかりと挿し込まれているか、変形などがないかなどを定期的に点検する
- 挿し込みが緩いコンセントやテーブルタップがないか確認し、あれば交換する
- 機器類の接続端子のねじが適正に締まっているか、錆びたり汚れが付着したりしていないかなどを定期的に確認する
- コードとコードをつなぐ場合、素人工事による接続を行わない