「会社法の一部を改正する法律」（令和元年法律第70号）が、2019年12月4日に成立し、同月11日に公布されました。
また、この改正に伴う会社法施行規則の改正案が、2020年9月1日に公表され、同月30日までの期間でパブリックコメント手続に付されました。
今回の改正で導入される会社補償及びD&O保険に関する規律（これらの施行日は、2021年3月1日の予定です。）に焦点を当てて、
その概要と実務上関心が高いと思われるポイントについて解説します。
"会社法の一部を改正する法律" ～会社補償及びD&O保険に関する規律～ そのポイントとは？
会社補償とD&O保険に関する規律の導入
- 会社法の改正により、会社補償とD&O保険に関する規律が導入されます。
（ これらの施行日は2021年3月1日の予定です。）
- 会社補償については、会社が取締役等に対し、何を補償できて、何を補償できないのか、補償するためにどのような手続が必要なのか、どのような内容の開示が求められるのかといった点がポイントになります。
- D&O保険については、従前の実務と比べて、保険契約の締結にあたって必要な手続がどのように整理されたのか、どのような内容の開示が求められるのかといった点がポイントになります。
会社補償とD&O保険に関する規律の導入
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