サプライチェーンを取り巻く課題は、企業のグローバル化の進展により、ますます複雑化してきています。加えて、自然災害やテロ、調達先の倒産、労働争議の発生など、サプライチェーンを寸断する原因となる事象は多岐にわたり、時としてその予測が困難となります。世界各国の地域に拠点を展開するAIGは、様々な分野において損害防止サービスとリスク診断サービスに精通しており、長年にわたり大災害や大規模損害事象を扱うことで培ってきた知識とノウハウを、お客さまに還元していくことに重点を置いています。
グローバル化とサプライチェーン
複雑化するサプライチェーン
海外にまで広がる企業財産などのリスクマネジメント
サプライチェーンが海外にまで広がる現在、企業の企業財産などに関するリスクマネジメントは、ただ国内に所在する拠点のみを対象とすればよいわけではありません。
サプライチェーンの形態によっては、海外に所在する拠点もまた対象にする必要があります。
そうしたニーズに対応するリスクマネジメントプログラム(火災保険プログラム)では、専門的な保険引受能力や損害サービスの提供など、引受けを行う保険会社に求められる要件は高度なものとなります。
グローバルカンパニーであるAIGでは、世界の様々な地域で火災保険の引受けを行ってきた経験と各地に有する損害サービスネットワークを活用し、国内に所在する拠点/海外に所在する拠点のいずれをも対象とする包括的な火災保険プログラムを提供しています。
また、企業の企業財産などのリスクマネジメントにおいては、企業財産の財物損害だけでなく損害の発生により喪失した利益の補償などいわゆる事業継続に関する補償について、ニーズの高まりがあります。事業継続に影響を及ぼす損害は自社の企業財産に起因するものに限らず、昨今では下請け企業が生産している一部品の供給が止まり自社製品の生産がストップしてしまうなど、サプライヤー起因での休業損害リスクが多々取り上げられています。
AIGでは、そうした事業継続に関する補償を火災保険プログラムに組み込むことが可能です。
グローバル化が進む中、グローバルに活躍する企業を取り巻くリスク環境は日々変化しています。
情報網を世界規模で持つAIGでは、財物損害だけでなく事業継続に関する補償などにも対応するなど、様々な角度から日々変わりゆくリスクについて研究し、リスクヘッジのためのソリューションを提供することで企業のリスクマネジメントに貢献しています。
外航貨物海上保険からシームレスなカバーを提供する
物流がグローバルに広がる中、多岐にわたるリスクを管理するためには従来と異なる視点からのアプローチが必要です。
AIGでは詳細なヒアリングを行った上でカスタマイズされた物流保険プログラムを提案しています。
例えば外航貨物海上保険では、国際間の海上・航空・陸上輸送中に起こり得る、さまざまな危険から生じる貨物の損害を補償しますが、原材料から半製品、完成品など商品のそれぞれの局面においても補償が継続し、輸送中だけではなく加工中や保管中、また商品の納入時まで補償が途切れないシームレスな保険カバーを提供することが可能です。複雑化する多様な物流活動においても大切な貨物を守るために、また各サプライヤーからの安定した物資調達の継続をサポートするため、AIGでは長期的なリスク精査と包括的な保険プログラムをご提案します。
さらにAIGでは多数の国に展開するお客さまに対しても、海外現地法人を含めた保険の一元管理を実現する包括的な保険プログラム(コントロールド・マスタープログラム, CMP)をご案内しています。各国のリスク情報を本国で集約し管理することで、海外子会社に対しても安定した補償提供が可能となり、各国間に存在していた補償条件や限度額のギャップを解消、企業グループ全体のグローバルリスクに対する統一的な補償を実現します。
国内・海外現地法人のサプライチェーンを包括的に管理するため、AIGでは世界中の多国籍企業に対して個別のニーズに合わせた保険やオペレーションの設計を提案しています。
(参考事例紹介)
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