スペシャリスト

経験値と情報量を強みとした企業賠償対応(池上 洋人)

池上 洋⼈ | Hiroto Ikeue
AIG損害保険株式会社
企業賠償関⻄サービスセンター 課⻑

2010年4⽉旧AIU保険会社に⼊社。⼊社後、⾃動⾞保険の損害サービス業務に携わり、難解な対⼈事案などを数多く解決してきた。現在は企業賠償事案で⾼額かつ複雑な事案を数多く担当している。幅広い知識とポイントをついたコミュニケーションにより事案を適切に解決へと導いており、顧客や代理店より⾼い評価と信頼を得ている。

私は2017年から関⻄を中⼼に企業賠償責任保険の事故対応を担当しています。グローバルにビジネスを展開する企業のリスクというと「海の向こうだけで起こるもの」と思うかもしれませんが、実は⽇本国内で発⽣する問題も少なくありません。

近年は、業務中に発⽣した事故だけでなく、在職中のハラスメントや過重労働などの労務トラブルを理由として、従業員や元従業員、その家族が企業に対して損害賠償請求をするケースも増えています。終⾝雇⽤の慣⾏が薄れつつあり、転職が珍しくなくなったなどの社会環境の変化が影響しているのかもしれません。

特に⾏政の労働政策は⼤きく変化し、外国⼈労働者を雇⽤している事業所数、外国⼈労働者数のいずれも過去最⾼の数値となっています。⽇本の企業における従業員の「グローバル化」が進んだことも、従業員が会社側と争うケースを増やしている要因のひとつと⾔えるでしょう。

企業の賠償責任が争点になるケースでは、明確な労災事故がなくても会社における⼈間関係や個⼈的な感情が複雑に絡み合うこともあります。そうした複雑な事案の解決にも、AIGグループならではの「強み」が発揮されています。

例えば、とある企業で、従業員がメンタルヘルスの不調を訴えたケースがありました。労災と判断された場合には、従業員から企業に損害賠償請求がなされる可能性もあります。そこで私たちは、企業を担当していた保険代理店や社内の損害サービス部⾨などと密に連携して、お客さま企業が弁護⼠に相談できるようサポートするとともに、損害賠償請求に対する準備も迅速に⾏いました。

最終的にこのケースでは労災という判断が下されることはありませんでしたが、お客さま企業から、万が⼀に備えた⼼の準備と⼤きな安⼼を得ることができたと、⾮常に⾼い評価をいただくことができました。

私たちは普段から代理店やブローカーと、どんな些細なことであっても互いに報告や相談をし合える信頼関係を構築しています。その距離の近さが、まさかのときだけでなく、まさかが起こる前にリスクを予防する「ACTIVE CARE(アクティブ・ケア)」を可能にしています。

AIGグループの「グローバルでの経験と情報の蓄積(≒経験値と情報量の優位性)」は、⼤きな強みだと感じています。

世界70以上の国と地域に張り巡らされたネットワークがあり、積み上がった知⾒によって適切な対応を選択できるからです。異なる⽂化や慣習を背景に多様な意⾒が挙がることも珍しくないため、とにかくお客さま、代理店、社内を問わず⼈との距離を近く保ち、しっかりとした意⾒交換を⾏うことで意思疎通を早く正確にしていく⽂化が根付いています。

企業賠償保険の世界では、ひとつとして同じ事故がありません。個別の事案ごとに最善の対応を考えていくしかなく、経験の集積が⾮常に⼤事になってきます。AIGグループはグローバルでさまざまな知⾒が集約されていますので、そこに関して我々は⾃信を持っています。

池上 洋⼈(いけうえ ひろと)
AIG損害保険株式会社
企業賠償関⻄サービスセンター 課⻑

2010年4⽉旧AIU保険会社に⼊社。⼊社後、⾃動⾞保険の損害サービス業務に携わり、難解な対⼈事案などを数多く解決してきた。現在は企業賠償事案で⾼額かつ複雑な事案を数多く担当している。幅広い知識とポイントをついたコミュニケーションにより事案を適切に解決へと導いており、顧客や代理店より⾼い評価と信頼を得ている。

本記事の内容は、2024年4⽉時点の事実に基づき記述しています。記事内の数値や部署名または⼈材の所属は現在の内容と異なる場合がございます。

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