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教えて弁護士先生!身近なトラブルこんなときどうする?〈宅配トラブル編〉

「お隣の荷物を間違えて開封しちゃった…弁償?」宅配トラブル編

皆さま、いかがおすごしでしょうか。東京弁護士法人立川法律事務所の坂本です。今回の、間違えて届いたお隣さんの高級メロンを食べてしまったというトラブルについて、ご回答します。

メロン代を弁償しなければいけないのでしょうか?

お隣宛のメロンであることを「知っていたかどうか」が重要です。知らないで食べてしまったのであれば、このご家族がメロン代を賠償しなければならなくなる可能性は低いと思われます。
ただ、常識的な対応として、まずはお隣に対し、お隣宛のメロンを「間違えて食べてしまったこと」を謝罪するのがよいでしょう。そして、宅配業者に対し誤配送があったことを連絡し、宅配業者からお隣と送り主に対して誠意ある対応をとるようお願いをします。

なお、宅配業者と一緒にお隣へ謝罪に行くことを優先するあまり、宅配業者と予定が合わないなどしてお隣に謝罪しないまま日にちが経ってしまうことは、避けたほうがよいと思われます。時間が経つほど、お隣と送り主のあいだに「送った」「届いていない」という認識のズレが生じ、トラブルがますます大きくなってしまう可能性があるからです。

「今すぐ弁償してほしい」と言われたら、対応すべきでしょうか?

今回の誤配送について法的な責任を負うのは宅配業者になる可能性が高いため、お隣がとても怒っていて取り付く島がない場合でも、その場で安易に弁償する約束などはせず、いったんは謝罪するとともに、宅配業者による対応を待ってもらうようお願いをします。

謝罪をした際に、お隣から「メロンの代金を弁償してください」「近所のスーパーでメロンを買ってきてほしい」などと言われるかもしれません。「こちらが悪い」という気持ちから、どんな要求にも応じてしまうお気持ちも理解できますが、弁償には応じず謝罪に徹するとともに、宅配業者による対応を待ってもらうよう説明しましょう。本来、誤配送をした宅配業者に責任があるところ、少しでも弁償してしまうと、とらなくてもよい責任を引き受けてしまうことになりかねません。

「お隣」と「ご自身」で話し合うのではなく、「お隣」と「宅配業者」の話し合いという形に持っていくことが大切です。

宅配業者の対応が悪かったとき、どんな行動をすればいいですか?

宅配業者が十分な対応をとらない場合には、お隣や送り主から弁償を強く求められてしまう可能性もあります。
その場合は、法的に責任を負わないことを相手に正しく説明する必要がありますので、今後の対応について弁護士に相談することも検討してみてください。

  • 記事上のトラブルの内容はフィクションです。本記事は弁護士監修のもとに一般的な情報提供を目的として制作しております。読者の個別の法律問題に対する直接の助言を目的とするものではありません。個別の法律問題に関しましては弁護士等専門家にご相談ください。

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<監修プロフィール>

坂本玲央(さかもと れお)

東京弁護士法人 立川法律事務所
東京都立川市に拠点を構える立川法律事務所(東京弁護士法人本部)にて、刑事事件・離婚・相続・交通事故等の個人向け業務から企業法務等の法人向け業務まで幅広い業務を取り扱っている。学生時代に長く野球に携わってきた経験から、その持ち前の体力を武器に、決して諦めず、お客様に誠心誠意真正面から向き合う姿勢を持ち続けることをモットーとしている。

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