12月の「薄暮時間帯」は特に要注意
1年のうちで交通事故死者数が最も多い月をご存知でしょうか。警察庁の「令和3年版 犯罪被害者白書」の「交通事故死者数の月別推移(平成28年~令和2年)」を見ると、いずれの年も「12月」が最も多くなっています。
変わって今度は、1日のうちで交通事故死者数が最も多い時間帯はいつでしょうか。
警察庁の資料「時間帯別の死亡事故件数(平成29年~令和3年合計)」では、17時台、18時台、19時台の事故件数が圧倒的に多いことが分かります。
夕暮れ時、日暮れ時とも言われるような日の入り前後1時間を、警察庁では「薄暮時間帯」としています。
この薄暮時間帯に起きる死亡事故は、とくに夕暮れ時が早くなる10月~12月に最も多く発生しています。
暗くなるにつれて視界が悪くなるほか、暗い色の服装をした歩行者を発見するのが遅れるなど、薄暮時間帯はドライバーにとって危険の多い時間帯。
12月に薄暮時間帯を運転する場合は、いつも以上に気を引き締めることが大切です。