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台風や集中豪雨で慌てない!「水災等地確認マップ」で事前にリスクを知れば防げること(AIG損保)

2024/11/29

たびたび発生する台風や集中豪雨で、河川の氾濫や土砂災害、道路の冠水など、生活や生命がおびやかされる自然災害のリスクは年々高まっています。「自分たちが暮らす地域は大丈夫なのか?」そう思ったとき、住所や郵便番号を入力するだけで水害リスクだけでなく地震・津波のリスクを事前に把握できる「水災等地確認マップ(https://sb-appvantage-pro3.hclvoltmx.net/apps/AIGRiskMap/)」があります。

制作にあたった個人火災保険部 企画推進課の森野 恵菜に、「水災等地確認マップ」の使い方、制作背景や込められた思いについて聞きました。

水災リスクの細分化は契約見直しの好機

2024年10月1日、火災保険の改定が実施され、全国一律だった水災補償の保険料率は、河川の氾濫や土砂災害など水災リスクに応じた5段階に細分化されました。具体的には、市区町村ごとに水災リスクがもっとも低い地域「1等地」からもっとも高い地域「5等地」までの5区分に細分化。地域間の水災リスクの違いが、保険料にも反映されることになりました。

「保険料が高くなってしまうから、水災の補償は付けないでおこう」や「1等地でリスクが低いから水災の補償は不要だろう」と考えられるお客さまがいらっしゃるかもしれません。ただ、お住まいの地域によってリスクはさまざまです。

「海や河川から離れているから……」「マンション住まいだから……」といった理由で水災補償を付けずに火災保険を契約している方々のなかにも、今回の改定を機にあらためて検討したほうがよい場合があります。なぜなら、最近の集中豪雨では、その地域が1等地であってもマンホール や側溝から雨水が地上にあふれるといった、都市型の洪水による被害も発生しているからです。

「災害にあってから水災補償も付けておけば良かったと後悔されることがないよう、水災等地確認マップでお住いの地域の水災等地を確認するとともに事前にリスクを把握し、納得して火災保険にご加入いただくことが重要だと考えています」(森野)

水災等地タブ イメージ図

身の回りの災害リスクと避難場所を同時確認

「水災等地確認マップは、シンプルで難しい操作なく多くの人が簡単に使えることをいちばんに考えて作りました。住所または郵便番号と保険始期年月を入力するだけで、「水災等地」「水害リスクと避難場所」「地震・津波リスクと避難場所」が表示されます。(森野)

ハザードマップで一度は身のまわりの災害リスクを調べたことがあるという人が多いかもしれません。AIG損保が提供する水災等地確認マップの価値は、地図上で水害や地震・津波リスクがどのくらいかをハザードマップ情報で確認しながら、その地域がほかの市区町村に比べて相対的にどのくらい水災リスクが低いか高いか、「等地」によって確認できる点にあります。

「水災等地とハザードマップ情報の両方を同じ画面で確認しながら、ご自身の火災保険に水災補償をつけるかどうかを判断することが大事だと思います。また、意外と見落としがちなのが、水害と地震や津波では避難場所が違う場合があるということ。避難マークをクリックすると避難場所の住所だけでなく、洪水、崖崩れ、地震、津波など対応している災害の種別も表示されるようになっています。水災等地確認マップが、家族で避難場所を確認するきっかけにもなるとうれしいです」(森野)

水害リスクタブ イメージ図

地震・津波リスクタブ イメージ図

意外と大事な「印刷」ボタン

水災等地確認マップの便利な点は、これだけではありません。QRコードを読み取ればすぐにスマートフォンやタブレットで表示できるのはもちろん、「印刷」ボタンもわかりやすく表示されるように設定しました。

「ペーパーレスがあたり前の時代に、印刷する必要があるのかという意見もありました。ですがいざ、避難が必要な状況になったときのネット環境や落ち着いて検索できるかどうかは誰にもわかりません。水災等地確認マップでは、印刷ボタンをクリックするだけで簡単に印刷画面が出てくるようにしています。代理店の方々がお客さまに契約案内を郵送する際、もしくはお客さまご自身がご家族と避難場所を共有するときに印刷した紙をいつでも見えるところに貼っておくなどのニーズがあると考えました」(森野)

個人火災保険部 企画推進課
森野 恵菜

大事なのはリスクマネジメント

まずは10月1日から適用される火災保険改定に向けて提供を開始した水災等地確認マップですが、これからは「水害や地震・津波以外のリスクに関する情報も提供していきたい」と森野は意気込みます。たとえば最近では、道路のアンダーパスのリスクがあります。アンダーパスとは、交差する鉄道や道路などの下を通過するため、周辺の地面よりも低くなっている道路のこと。ここは地形的に雨水が集中しやすい構造となっているため、集中豪雨によって冠水し車両が水没するなどの重大な事故が発生しやすい場所でもあります。

「避難場所に向かう道中に、高リスクのアンダーパスがあると事前にわかっていればリスクを回避できます。旅行先など慣れない場所での災害リスクを回避するためにも、こういった情報が役立ちます。現状では、できる限りシンプルに機能を削ぎ落としている水災等地確認マップですが、今後は事前にリスク回避につながる情報をもっと提供していきたい。そのためにもより多くの方々に水災等地確認マップを活用していただき、どのような情報が必要か、どういったツールにすると使い勝手がいいか、たくさんの声をいただけるとうれしいですね」(森野)

水災等地確認マップは提供を開始したばかり。1年後、3年後、5年後に向けてさらなるバージョンアップを目指します。

 

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